発達ナビ運営支援サービス【サービスについて・役割・デザインプロセス】

2018年10月~現在株式会社リタリコ立ち上げから運用までUI/UXデザイナーsketch・abstract・vue・github

はじめに

障害福祉施設に対する運営支援サービスのプロジェクトに、デザイナーとして開発初期から関わらさせていただいております。
そのプロジェクトないでの

  • 役割
  • デザインプロセス
  • 作成したUIおよびスタイルガイド

を紹介させていただきます。

サービスについて

会社

弊社LITALICOでは「障害のない社会をつくる」というビジョンを元に、様々な事業を展開しています。
「障害は人ではなく、社会の側にある」という考えのもと、LITALICOジュニアで当事者に対する教育支援、LITALICOワークスで成人当事者を対象としたキャリア開発支援に取り組んでいます。
対人支援分野での知見を活かし、現在は、メディア運営(発達が気になる子どもの親向けポータルサイト - LITALICO発達ナビ、働くことに障害のある方の就職情報サイト - LITALICO仕事ナビ)から、当事者の家族向けライフプランニング事業 - LITALICOライフ、福祉施設に対する業務支援まで、幅広く事業を拡大しています。

プロダクト

課題・背景

児童福祉法に定められた福祉サービスである児童発達支援や放課後等デイサービス事業所は、指導記録や個別指導計画の作成、請求対応など、事業所の運営に当たって多くのルールが定められており、事務作業に多くの時間を割く必要があります。
事務作業に忙殺され、本来行いたい、子どもへの支援の質を高めることに時間を割くことが難しいという課題があります。

提供価値

  • 日々の運営から請求までの一元管理による業務の大幅効率化
  • 返戻や過誤等のイレギュラー処理にも対応、債権管理の一元化による経営の健全化
  • 指導記録の管理、実地指導対策
  • 上記による支援の質を高めることにかける時間の確保


役割

===
※自身はデザイナーとして本プロジェクトに参画

デザインプロセス

一次情報の取得

POの整理された要件を起こすだけのデザインでは納得感も説得力も出ないので、業務を知るのを大切にしておりました。

  • 定期的なヒアリング
  • 業務体験
  • 事業所の中のファイルや書類・ホワイトボード等の収集
  • カードソーティング
  • アクティビティ図の作成

等あらゆる手段を用いて業務理解しました。



業務のモデル化・オブジェクトの整理

要件のないものに関しては以下のように進めました。

  • 今流行のオブジェクトベースUIの手法を使って、業務からモデルを抽出
  • 一覧と詳細の関係の原則に従い情報を整理
  • タスクの中でオブジェクトベースに作っているので複数の関心が混じることがないようになっている。


モックの作成

  • リリース前はuiフレームワークをベースに作成したsketchのライブラリを使用しモック作成。どのコンポーネントを使用してもらうかは指定。
  • 基本的にモックツールのコメント機能は使わずesaの皆がナレッジをたわらに使っているものに集約。
  • リリース後は各チームがスタイルガイドベースにモックを作成、スタイルガイドにない表現が生じた際にsketchでモックを作成するかディベロッパーツールからモックを作成する場合もある。
  • 直近はモブプロでデザインをすることが多い。


テスト

ユーザーさんにテストを行う。

  • シナリオテスト、PCだと不測の事態が起こりうるので紙で印刷したモックで紙芝居形式で行う。


運用・改善

  • オンボーディング同行を行い、定性的な評価を実践。
  • コロナ渦ではzoom部屋に入って操作画面を録画。
  • 定量評価は模索中。